メインメニュー
広告エリア
湖南商会 横浜管財 バナー広告募集中

『マルタカ』の事例メモ その28-石材補修・再生-

石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ
その28 -石材補修・再生-
 

物件名 : 千葉県『県立北総花の丘公園』の記念碑
石材材質 : 黒御影石
目的 :  この記念碑は、千葉県の著名な方が書いたものを字彫りにしたもの。
 より見栄えを良くするために、字彫りの中を銀色に埋めて欲しいと依頼された。
 
使用材料        
/器具 :
銀粉、アケミ(透明)、接着剤、プラ板、養生テープ
 銀粉は、本物の銀を使うわけではないため、東急ハンズで色々探したところ『ダイヤピース』という銀色の粉体を見つけた。
 粒子の大きさが違うものを数種類購入してテストした結果、大きめの粒子が見栄えが良く、その粉体を使用することにした(こういった仕事は、補修屋としては心楽しい仕事になります)。
 
作業概要 :
1・  粉体を透明な接着樹脂と混ぜて、字彫りの中にヘラで埋めていく。
事前に字彫りの周りをテープ養生し、字の形に切り取り(写真参照)、周りの石に付かないようにしておきます。
 
2・  一杯に埋め込んだら、埋め込んだ銀色の樹脂と石が平滑になるようプラ板で押さえて、硬化するまでテープで止めておきます。
 
3・  翌日、押さえていたプラ板を外し、不備な箇所を手直しして終了です。
 
後書 :  著名な方の書かれた文字ですから、廻りの人も色々気を使って大変だなと思いました。
 金色を彫り文字に入れて欲しいという依頼も、たまにあります。金色の塗料を探して、細かい筆を使って中を塗りつぶします。

作業中(養生)

作業後


この記事をソーシャルブックマークへ登録する: はてブ Yahoo!ブックマーク twitter

ページ先頭に戻る