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『混ぜると危険はいくつもある』についての質問

ビルメンテナンス情報
『混ぜると危険はいくつもある』についての質問

著 木村光成 さん

 以前掲載した『混ぜると危険はいくつもある』について、以下の質問をいただきました。

質問
 今回の「混ぜるな危険」は特に興味深く、本当に必要な情報がエンドユーザーに知らされていない事が、特にケミカル業界では多いと思います。
 レポート中でもご指摘があった、危険性や取扱にいついての、説明書のようなレポートは存在するのでしょうか?
 是非、現場教育の一環として参考にしたいと考えております。入手方法はあるのでしょうか?
 他のユーザー同様、私自身も知識が薄く、気にはなっておりますが、確かな情報の入手方法がわかりません。

返信
 混ぜると危険は、ひとつではありません。そして危険も色々な段階があります
 まず、代表的な危険行為には「混ぜる」「皮膚につける」「使用後の処置が悪い」があり、これらに起因する危険の種類については、以下のものが挙げられます。これらは、その時の温度、薬品の濃度や量によって程度に差があります。

 危険の種類
  ・効果がなくなる(酸やアルカリが中和される、など)
  ・分解する
  ・凝固する
  ・すぐ発熱する(反応熱)
  ・時間がたつと発熱する
  ・無毒のガスが発生する(無臭、泡が出る)
  ・無毒のガスが発生する(臭いがする)
  ・有毒ガスが発生する(むせ、咳き込み カビ取り剤に多い)
  ・有毒ガスが発生する(死亡事故)


 危険性や取り扱いについての資料はありますが、ビルメン業界では現状では公開できません。
 その理由は、
  1:これらを公開すれば、販売業者から営業妨害の抗議が来ます。
  2:必ずしも被害が出るとは限らない。体質のより危険性が違う。
  3:法律で表示を義務付けられていない(カビ取り剤、劇毒物以外)。
  4:悪用される危険が大きい。

 現状では実験セミナーで危険を覚えるか、化学の教科書を調べて、自分でマニュアルを作るしかありません。


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