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機械の歴史は繰り返す

ビルメンテナンス情報
機械の歴史は繰り返す

著 木村光成 さん

 1980年は、まさにバブルに火がついた年である。
 三井物産のミラサムシステム、住友商事のワッカムシステムなど、保障カーペットは花盛りであり、松崎氏の世界カーペットメンテナンスライセンス販売、カーペット再染色システム、炭酸ガス洗浄システムなども、この時期に導入された。
 そして同時期に流行したのが、アメリカへの視察旅行であった。
 かなりの部分が招待であり、主催はミラサムなどの保障カーペットグループ、リンレイなどのワックスメーカー、松材グループ、ビルメン協会グループなどで、大挙して出発するので、当時、ISSAの展示場は日本人だらけであった。本社への報告書は接待の資機材会社が書いてくれ、文字どうりの大名旅行である。
 その時、手当たり次第に輸入されたのが、各種の清掃機械である。これらの機械は、ほとんど消え去ったが、なかには定着したものもあり、また、なかには最近復活したものもある。

『ビルメンに歴史はいらない』というビルメン関係者は多い。
 10年経ったものは不要として、ハウスクリーニング協会のかなりの資料が廃棄された。
 しかし、温故知新という言葉があるとおり、歴史に教えられることは多い。歴史を知れば二度と同じ過ちは繰りかえさない。
 特に機械の歴史はわかりやすい。

写真1
 振動ポリッシャーである。最近また復活している。
写真2
 ドライフォームマシンである。
 これもタイルカーペットの出現でほとんど姿を消したが、最近、また泡洗浄がビニールタイル床で復活している。
写真3
 高速バフマシンは、ウエットルックブームで定着した。
写真4
 ポリッシャー型の床洗浄機であり、1970年代には、豊和工業のフロアペットと全く同じ考えの機械である。違いは、ブラシがひとつである点である。
 これらがなぜ使われたか。なぜ使われなかったか。答えられない人は、これらの機械を使いこなすことはできない。
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