メインメニュー
広告エリア
湖南商会 横浜管財 バナー広告募集中

トイレメンテナンスの重要性と会津若松糞尿騒動

メンテナンス情報
トイレメンテナンスの重要性と会津若松糞尿騒動

著 木村光成 さん

TBSの番組で戊辰(ぼしん)戦争の若松城開城(1868年)の理由を「糞尿(ふんにょう)が城内にたまったため」が正解とされたことに福島県会津若松市が抗議した問題で、市は6日、TBS側が8日午後に謝罪放送をすると伝えてきたことを明らかにした。
(毎日新聞より)

 結論は、開城の理由を『政府軍の砲撃による婦女子・領民の死傷を避けるための開城であった』とすることに落ちついた。
 しかし、これではトイレメンテナンスの重要性を否定することにはならにだろうか。

 最近、トイレメンテナンスの現場が人手不足気味である。
 清掃の人手は、今後ますます減ることが考えられる。ところが、便器はますます高級化し、構造も複雑化している。温水便器は、外国では我が国ほど使用されていない。考え方では、省エネ時代に逆行する傾向ではないだろうか。

 いかに良い便器や設備の良い公衆トイレでも、清掃を行わなければ使用できない。
 最近、あまりにもトイレ清掃が軽視されている。トイレ清掃が精神修養やボランテアの材料に使われるのは、日常的にトイレ清掃に携わる現場としては、やりきれない思いである。
 少しでも現場の福祉を考えてもらえないだろうか。このままではますますトイレ清掃に人が集まらなくなる。豪華なトイレよりも、清掃不要のトイレの開発が急がれる。
 トイレ清掃の必要性ついて、会津若松市とTBSはどのように考えているかを、わが国のトイレメンテナンスを代表する機関であるトイレ協会から、この機会に問い合わせてみる必要がある。
この記事をソーシャルブックマークへ登録する: はてブ Yahoo!ブックマーク twitter

ページ先頭に戻る