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トイレ洗剤偽装

ビルメンテナンス情報
トイレ洗剤偽装

著:木村光成 先生

「銀イオンによって除菌する」「銀イオンの力で、カビや雑菌を、流すたびに1カ月間しっかり除菌コート!」などといううたい文句で販売されていたトイレ洗浄剤について、公正取引委員会は、実際には銀イオンの含有量が微量で除菌効果が認められず、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、販売元のアース製薬に再発防止を求める排除命令を出した。

 ビルメン業界では、銀イオンコートやチタンの除菌効果を謳う商品が多い。また、納豆菌や酵素の力を前面に打ち出している輸入洗剤も、かなりの数にのぼる。
 除菌は効果が目に見えないことをいいことに、これらの実際の効果証明がない場合が多く、「アメリカの世界的検査機関が証明している」という事例がほとんどである。海の向こうのことで、その検査機関が存在するかどうかも疑問である。現在の偽装氾濫の時代に、果たして本当か同かも疑わしい。
 また、検査機関に提出した商品と、販売品が同一という保障はないのが現状である。その上に、グリーン購入法指定を狙ったエコ偽装も多い。「エコと除菌は偽装と思え」とは、最近の現状である。特に確認の取りにくい輸入品が危ない。
 これらの実証ををビルメン協会が行うことが望まれる。それが公益法人の仕事ともいえないだろうか。
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