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		クリーンEXPO2016/トイレ・バス・キッチン空間フェア2016
クリーンEXPO2016/トイレ・バス・キッチン空間フェア2016
	
		
			
				クリーンEXPO2016 
				
					 
					主催:一般社団法人日本能率協会 
					 
					    一般社団法人日本掃除能力検定協会 
					後援:東京商工会議所 
					 
					トイレ・バス・キッチン空間フェア2016 
					 
					主催:一般社団法人日本能率協会 
					後援:東京商工会議所 
					 
					会期:2016年10月26日~28日 
					会場:東京ビックサイト 
					 
					 
					 建築とインテリアに関する総合展示会が開催されました。 
					 一般住宅向けの建材やインテリアを扱う『ジャパンホームショー』や、店舗向けの『店舗・施設展』など、カテゴリーごとに名称を分けられた複数の展示会の集まりなのですが、そのうち清掃・メンテナンス関連の展示会『クリーンEXPO』と『トイレ・バス・キッチン空間フェア』より、気になった製品についてお送りします。 
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								『トイレ・バス・キッチン空間フェア』の会場で、特に目についたのが、以下に紹介する装置を用いた製品でした。 
								 今回、複数の企業により出展され、それぞれ趣の違った展示となっていたので、ご紹介します。 
								 製品情報の詳細や導入事例などは、見出しの企業名をクリックすることでリンクしていますので、そちらをご確認ください。 
								 
								 基本的には、排水に含まれる排泄物やトイレットペーパーなどの固形物を、細かく砕いて流動させ易くすると同時に、圧送ポンプを用いて排水パイプで押し流すもので、この排水パイプが比較的細く、配置の自由度が高いことから、これまで建物の構造や排水槽との位置関係から設置し辛かった場所にも、簡単にトイレなどを設置できるようになります。 
								 
								 とはいえ、いくら簡単に……とはいっても、水道管と、最終的に設置場所から排水パイプを出すための穴は必要となるのですが。しかし、装置に求められるパイプの太さから、必要な穴の大きさや建物に対する負担は、ちょうどエアコンを設置するのに近い感覚になるでしょう。 
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								排水圧送破砕ポンプ 『SFAポンプシリーズ』 
								エス・エフ・エー株式会社 
								 
								 透明カバーで装置内部が見える展示を実施しており、装置内で固形物を粉砕するブレードの動きや、ポンプが機能するタイミングなどを見ることができました。 
								 
								 エス・エフ・エー株式会社様は『SFAポンプシリーズ』を取り扱っている会社です。 
								 今回はトイレでの展示でしたが、用途や廃水の流入量によって大小様々なSFAポンプがラインナップされており、キッチンの流し台から浴槽まで、あらゆる水周り製品で設置の可能性が広がります。 
								 
								 たとえばビルの一角を借りてオフィス作るとして。 
								 テナント共用のものとは別に、オフィス内にトイレや給湯室、または業種によってはシャワー施設などを作りたい場合でも、これまではビル本来の排水設備との位置関係によって困難だったことが、排水を圧送することで解決できるかもしれません。 
								 
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									超節水トイレ&圧送ポンプ 『どこでもトイレ』 
								
									ダイワ化成株式会社 
									 
									 節水型の便器に加えて、長ぁ~くカーブの多い排水管を展示することで、商品名どおりの“どこでも感”を演出した展示でした。 
									 
									 圧送装置の能力によって、ある程度まで遠くへ、もしくは排水の入口より高い場所へと送水できることから、設置自由度が高いことが“どこでも”の所以となっています。 
									 
									 フェリーなどへの導入事例もあるそうで、ダイワ化成様の企業サイトより確認することができます。また、こちらもトイレより規模の大きい雑排水用ポンプもラインナップされているようです。 
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									水洗ポータブルトイレ『水洗まる』 
									粉砕圧送ポンプ『ドレア400N』 
									株式会社メイクリーン 
									 
									 こちらは介護の現場を再現することで、最も具体的に、トイレ増設を求められる状況を表した展示でした。 
									 
									 ベッドからトイレへの移動が困難になってしまった状況で、要介護者の寝所をトイレ近くへ移動できない場合でも、圧送ポンプを利用することで、トイレの方を室内に持ってくることができます。 
									 水洗トイレなので、溜め込み式の簡易トイレのように、臭いに悩まされることもありません。 
									 
									 ところで、こちらの『水洗まる』ですが、素人考えで、貯水タンクの上から手洗い用の管が出ているタイプにすれば「その場で手も洗えるのではないか」と、お話を伺ってみたところ、トイレへの移動が困難な状況の方が「手を洗うために、前かがみに手を伸ばす状況こそが危険」なので、あえてタンク上の手洗いは設けていないそうです。 
									 
									 粉砕圧送ポンプ『ドレア400N』を別途購入できるので、好みの便器と組み合わることが可能です。もちろん設置を求められる状況も介護現場に限ったことではありません。しかし、介護現場で利用するのであれば、組み合わせる便器は、介護現場のことを考えた製品であることが望ましいでしょう。 
								 
								
									 
									 展示では、設置状況が簡単に表現されており、便器そのものを置くスペースの他には、入り口となる水道水のホースと、排水用ホースが接続されています。 
									 
									 とはいえ、実際には、部屋の足元に転倒の原因となりうるホースを横たわらせておくわけにはいかないので、ホースの出口までは、壁沿いか、いったん頭上へと迂回することになるでしょう。 
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													ミズホの仮設トイレ 
													株式会社瑞穂 
													 
													 続いて、こちらも必要な場所へトイレを設置できる点では同じですが、だいぶスケールが大きくなります。 
													 
													 コンテナ式の仮設トイレです。 
													 車載して運送し易く、マンホールの上に設置することで素早く設置できるのが特徴なのですが、排泄物(固形か液体か)によって便器と排泄管のレイアウトを工夫することで、従来よりもひとつのマンホールに対する同時利用人数が増えているそうです。 
												 
												
													 プラスチック外壁の簡易トイレとは違い、強固な壁に囲われているので、床がベコベコと不安定になることも、扉が歪んで開閉し難くなることも避けられますし、必要あれば、頑丈な手すりを設置することも可能です。 
													 
													 左の写真は、車椅子などが利用できるバリアフリー対応のものですが、手前に設置されている黄色のスロープは、コンテナ左手にある収納庫に収めることができるそうです。 
													 下の写真は、その内部の様子です。このコンテナの反対側には、通常の洋式便器などが設置されていました。 
													 
													 また、最近では工事現場で働く女性も増えて、よりプライバシーを保てる仮設トイレへの欲求が高まっていることもあり、壁や扉の作りがしっかりしていることが重要になっています。 
												 
												
													  要するに“簡易に簡易ではないトイレを設置できる”ところが特徴なのですが、ひと昔前ならば、なんとなく「仮設にこんな立派な代物……」というように感じることもあったでしょうが、最近では、災害被災地での長引く避難所生活への対応や、多様化する利用者の要求に、このくらいの設備も、ちっとも大げさだとは感じなくなってしまいました。 
												
													 こういった設備を、区や町の単位で保持して、普段は地元のイベント会場などで活用し、ひとたび災害があれば近隣から被災地へと運び込む。そんな利用法が理想的なのでしょう。 
												
													 ちなみに、製品のラインナップは、すべて洋式だそうです。 
													 余談ですが。この展示会場に着く前に、駅のトイレを利用したのですが、オリンピックがどうこう、外国からの訪問者へのホスピタリティがどうこう言ってるわりに、いまだ結構な割合で和式便器があるってのは、なんなんでしょうね? 
													  
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									H-Pro Cleaning Tools 
									株式会社高砂 
									 
									 工場での製品への異物混入を予防。特に清掃用品の欠片が混入してしまわないよう予防する、もしくは混入が発覚した場合に、原因現場を特定し易くするために工夫された、清掃用品のラインナップです。 
								 
								
									 清掃用具からの破片混入といえば、まずはブラシからの毛抜けが考えられますが、まず、この用具の耐久性が高く、毛抜けし難い作りになっているのはもちろん。 
									 製品はホルダーからブラシ部分まで5色に色分けされているので、工場の製造工程ごとに使用する用具の色を定めておけば、万が一、用具破片の混入が発生した場合でも、素早く原因現場を絞り込めるでしょう。原因となった用具を特定して、破損や劣化が原因であれば、処分・交換することで、再発を防止になります。 
									 
									 また、ブラシの毛断面が特殊な形状をしているので、その断面形状からも同社製品であることが特定できるようになっています。 
								
									 もうひとつ『金属検出器対応ブラシ HPMシリーズ』という製品もあり、こちらはブラシの毛が、製品への金属片混入防止のための金属検出器で探知できるように工夫されているものです。 
									 とはいえ、金属検出器の性能や感度設定によって、探知の可否には違いがあります。 
									 その点については、株式会社高砂様に問い合わせていただければ、テスト用のサンプル片を送っていただけるそうです。 
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									消火器BOX照明『燈(ともしび)』 
									製造元:相模建装株式会社 
									販売元:SokenTec 
									  
								
									※上記リンク先はフェイスブックです。 
									 
									 こちらは『クリーンEXPO2016』から外れて、隣接する『店舗・施設展』での展示です。 
									 
									 一目瞭然、見た目にこだわった、非常器具の表示灯です。 
									 
									 消火器の設置場所表示といえば、写真中央の台座つき看板や、赤く角のたつ収納ケース、ちいさいものでも壁に貼り付けるプレート状のものがお馴染みです。 
									 
									 イザというとき、誰でも場所の判るように、目立つよう設置しなくてはいけないのに、目立っていると、どうしても無粋な印象があります。 
									 でも、この『燈』なら、特に日本料理店なんかの雰囲気にはピッタリではないでしょうか。 
									 
									 内部は、消火器を置く台座の方にLEDの光源が設置されており、行灯の風防部分は上から被せてあるだけなので重量は軽く、消火器を取り出したい時には風防をヒョイと持ち上げることができます。 
									 
									 同形状の、普通の照明器具もあるので、長い廊下の両サイドに、ぽつぽつと足元を照らす行灯が並んでいるけれど、そのうちいくつかは消火器置き場――なんて演出も可能でしょう。 
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				参考: 
				 クリーンEXPO2016 
				 トイレ・バス・キッチン空間フェア2016 | 
		
	
 
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