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賃貸住宅フェア2008

賃貸住宅フェア 2008in東京

主催:全国賃貸住宅新聞社
会期:2008年8月5日~7日
会場:東京ビックサイト

 昨年末に続き『賃貸住宅フェア』に行ってきました。
 入居者が変わった場合に原状復帰させやすい……といった商品が並ぶなかから、今回は入居者が変わった時などに、キーリングを交換することなく、鍵を変更できる商品に注目してみました。

シャーロック株式会社 『カードキーシステム』

 プラスチック製の穿孔カードを用いたキーシステムです。
 施錠装置に内臓するカード(下写真の左)と、ユーザーが持ち歩くカードキー(同写真の右)をセットで使用します。
 鍵を変えたい時には、施錠装置内の内臓カードを変えるだけで、それまでのカードキーは無効となり、新しいセットのカードでのみ、開錠・施錠ができるようになります。


 ドア用の施錠装置の他にも、このシステムを応用した商品がラインナップされているので、内臓カードを複数用いて、1枚のカードキーで複数の鍵(たとえば宅配ボックスやエレベータなど)を開けるようにすることもできます。
 また、あらかじめ何セットか余分に発注しておけば、急な鍵の変更にも即座に対応することができるでしょう。もしくは、ホテルのように入れ替わりの多い場所でも、セットを余分にストックしておいて、利用者が変わる度にランダムでセットを変更。1枚でもカードキーを紛失したセットは、以後使用しない……といった利用法もできそうです。
 一見すると、プラ板とドリルで簡単にコピーできそうなカードキーですが、実際には精密に作られているので、コピーはできないそうです。

株式会社オプナス 『MMX』『アイズ』

 こちらはキーシリンダーそのものに仕掛けがあるタイプです。シリンダーの配列をリセットできる”チェンジキー”を用いることで、任意の鍵でのみ施錠・開錠できるようにします。
 たとえば、AとBふたつの鍵があるとして、現状では『Aが使え、Bは使えない』と仮定します。ここで”チェンジキー”を用いてシリンダーをリセット。次に、Bの鍵で鍵穴を一捻りすると、それ以降は『Bが使え、Aは使えない』ことになります。
 この仕掛けを用いれば(なおかつ予備の鍵を用意しておけば)、ユーザーが鍵を紛失するなどして、急に鍵を変える必要が生じたとしても、特別な工事をすることなく即座に対応することが可能です。

 上記したカードキーのシステムでも同様ですが、これらのシステムは、あらかじめ予備の鍵を複数用意しておくのが便利でしょう。ユーザー鍵のコピーができないことも特徴ですから、貸与した鍵が確実に返却されているならば、ちょっと間を置いて他のユーザーに同じ鍵を使ってもらうこともできるでしょう(同じ鍵でそのまま……というのは、ちょっと気分的に嫌なものがあるでしょうから、その分、ちょっと間を置く必要はあるでしょうけれど)。

 右の写真、『アイズ』はMMXのオプションで、施錠状態を示す商品です。
 家を出て、しばらくしてからフと『あれ? 家の鍵かけたっけ?』と不安になったことはありませんか? この『アイズ』を装備した鍵で施錠すると、赤い目印が表示されるので、そういった不安を解消することができます。
 ただし、これはあくまで物理的・アナログ的な機能で、自分が直前に施錠したか否かを確認するためのものです。一人暮らしならば施錠状態の確認にもなりますが、家族の誰が鍵を開け閉めするか判らない状況で、施錠状態を約束するものではありません。

参考:
 賃貸住宅フェア 2008in東京
 賃貸住宅フェア 2007in東京(当サイト内記事)
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