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吸引力の低下しない掃除機はない2

吸引力の低下しない掃除機はない2 ビルメンテナンス情報
吸引力の低下しない掃除機はない 2

著 木村光成 先生

 ビル新聞の4月24日号で、国民生活センターの掃除機テストが発表されている。

国民生活センター サイクロン式と比較調査

 国民生活センターが、国内で一般家庭用に販売されているサイクロン方式の掃除機と従来の紙パック方式の掃除機を比較したところ、紙パック方式よりサイクロン方式のほうが吸込力の低下が早く、掃除性能が低いことが明らかになった。
 同センターが4月6日、サイクロン方式と従来の紙パック方式の掃除機について、フィルターの目詰まりなどによる吸込力の低下や、メンテナンス上の問題などについて調べた結果わかったもの。

 BMIXでは既にこの問題を提起してある。これを裏付けるのが国民生活センターの発表である。
 同センターの結論を要約すると、家庭用に販売されている掃除機の性能が現実とあまりに異なることを示している。カタログ表示の30%にまで性能低下している商品もあった。
 そこで同センターでは、吸い込み仕事率の見直しと、標示値との許容範囲が10%以内になるよう改善を要望した。

要望先
    経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課
     同            消費経済部 製品安全課
    社団法人    日本電気工業会


 今回、電気用品安全法が適応されている製品に関しても、かなりの嘘が存在することが明白になった。しかし、電気安全法にかからない1000W以上の機械やバッテリー使用機では、性能について全くの野放しである。ビルメンでの使用機械の大部分は同法にかからない機械が多い。
 本来、電気製品安全法は性能を管理する法律ではない。感電などの危険防止を目的としたものではあるが、ワット数などの測定を行うため、これ等の嘘の防止にはなっている。ビルメン業界では、ワット数をカタログで大きく記載して、電気製品安全法を逃れている製品もある。
 それよりも、ビルメン業界で使用されている機械の性能は、カタログの50%以下の機械もかなりある。30年来反対が多く実施されていない清掃機械の性能測定をそろそろ行う必要がある。


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